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遺言17 遺言の撤回

法律では、「遺言者、いつでも、遺言の方式に従って、その遺言の全部又は一部を撤回することができる」としています。

 

つまり、遺言を撤回したければ、もう1つ遺言を書いて、「撤回する」と記載する必要があるということです。

 

1. 遺言者は、遺言者の以前遺言(xx年xx月xx日作成)を撤回し、以下の通り遺言するものとする。

 

このように記載して、新たな内容を記載すれば、古い遺言を撤回し、新たな遺言を作成したことになります。

 

もちろん、部分的に撤回することもできます。

 

1. 以前の遺言(xx年xx月xx日作成)の、第一条及び第二条を撤回する。

 

法定撤回

 

遺言は、上記のように明確な意思表示をしなくても、以下のような一定の事実があったことによって、法律により撤回されます。

 

前の遺言と内容の抵触した遺言を作成した場合

前の遺言では「別荘Aは長男に相続する」とあったのに、新しい遺言では「別荘Aは次男に相続する」とあったような場合は、「別荘Aは長男に相続する」という部分は、法律により撤回されたことになります。

 

遺言に抵触する生前処分がなされた場合

遺言では「別荘Aは長男に相続する」とあったのにもかかわらず、別荘Aを売却してしまった場合などは、「別荘Aは長男に相続する」という部分は、法律により撤回されたことになります。

 

遺言者が故意に遺言書を破棄した場合

遺言者が自分の意思で遺言書の中身は判読できないように、焼き捨てたり、破り捨てた場合は、その遺言書は撤回されたことになります。

 

遺言者が故意に遺贈の目的物を破棄した場合

「フェラーリAを長女Cに相続させる」との遺言があった場合、遺言者が自分の意思でフェラーリAを破棄、破壊した場合は、その部分について遺言が撤回されたものとみなされます。

 

ところで、何気なく「フェラーリ」と書いてしまったのですが、車の場合、故意でなくても事故などで失われる場合があります。例えば、遺言者が交通事故で亡くなって、同時にフェラーリも失われたとしたら、どうなるのでしょうか?

 

法律では、撤回の要件として「遺言者の故意」が必要となっているので、事故の場合は、撤回ではないとみなされる可能性が高いと思われます。しかし、そうするとフェラーリに相当する現金などを、他の相続人の相続分から支出する必要があります(保険に入っていなければ)。

 

しかし、長女Cも他の相続人と同じような相続分を受けていたにもかかわらず、その上でさらに免許を持っていたのが長女Cしかいなかったからといったような理由でフェラーリを相続することになっていたとしたら、それは、他の相続人の相続分から支出するほどのものではないと考えられます。

 

実はこれも、遺言者の真意はどこにあるかの「遺言の解釈」になるのです。

 

撤回の遺言を撤回したら、旧遺言は復活する?

 

最初の遺言Aを、2番目の遺言Bで撤回し、さらに遺言Bを遺言Cで撤回したとしたら(すいません! わかりにくくて。。。)、最初の遺言Aは復活するでしょうか?

 

答えは。

 

復活しません。

 

復活させたければ、遺言Aと同じ内容の遺言を書く必要があります。

 

「撤回」、「取り消し」、「無効」? 用語の話

 

「撤回」、「取り消し」、「無効」など、遺言の効力を無くさせる言葉がいくつかあるので、簡単に違いを書いておきます。法律用語なのであまり気にすることはないのですが、一応、目を通してください。

 

撤回

自分の意思で法的効果をなくすことです。遺言者の意思で遺言の効果をなくす場合はいつも「撤回」を使いましょう。

 

取り消し

詐欺や脅迫によって遺言書を書かされて、後になってその効果をなくす場合は「取り消し」です。普通はあまり関係ないですね。

 

無効

遺言が法律の要件を満たしていない場合は、「無効」になります。自分の意思は関係ありません。形式を守っていないとか、遺言能力がない人に書かせたとか、公序良俗に反する内容になっているような場合は、「無効」になるかもしれません。

 

 

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